なぜ受け取った訳文はそのまま使えないのか?手直し不要な翻訳会社を見つける2つのヒント

「間違っているわけではいないんだけど、そのまま使うのはちょっと難しい...」
翻訳会社から受け取った訳文を読んで、こんなモヤモヤを感じたことはありませんか。

受け取った訳文を読んで感じるモヤモヤ

通常その分野では使わないことばや表現が使われている

業界では頻繁に使われていても、一般の人には耳慣れないことばであることは意外に多いものです。日常的に使用されている業界用語や言い回しは、その業界に精通した翻訳者でなければわからないことがあります。担当した翻訳者が門外漢だった場合、「そのまま使えない」訳文になってしまいます。

文章のトーンが適切ではない

翻訳された文章は、そのドキュメントの用途に合ったものでなければなりません。たとえばプレゼンテーションのスライドならポイントを押さえた短いことばを使う、初心者向けのマニュアルなら親しみやすい文体で必要に応じてことばを補う、といった工夫が必要です。

間違ってはいないけどそのままでは使えない訳文の背景

訳文を受け取ったときのモヤモヤは、どうして生まれるのでしょうか。
もしかしたらそれは、翻訳会社が「お客様の向こう側を意識できていない」からかもしれません。

「お客様の向こう側を意識できていない」ということ

翻訳した文書の最終的な読み手は、Webサイトの閲覧者であったり、ソフトウェアの使用者であったり、実際にそれを使用する人です。翻訳会社は、発注者の向こう側にいる人のことを考える必要があります。納品された翻訳ドキュメントの品質に対して発注者が不満を感じる場合、翻訳会社がこの点をあまり意識していないことがあるかもしれません。

たとえば、Webサイトの翻訳なのに論文のような難解な表現を使ってしまったり、ソフトウェアマニュアルの翻訳で、ソフトウェアの機能を理解しないまま機械的に訳してしまったりということがあれば、読んでいて違和感を覚えるのは当然です。英語の製品を日本のユーザーにも使ってもらいたい。そのために、日本のユーザーが理解しやすいように英語を日本語にする。翻訳プロジェクトには、このような背景があるのではないかと思います。つまり、読み手の頭にスムーズに入ってくる表現でなければ、発注者のニーズを満たしているとは言えません。
お客様の向こう側を意識できる翻訳会社に依頼すれば、このような齟齬は少なくなり、最低限の確認と手直しだけで訳文を使える、理想の状態に近づけることができるでしょう。

「お客様の向こう側を意識できる」翻訳会社の見つけ方

それでは、お客様の向こう側を意識できる翻訳会社は、どうやって見つけることができるのでしょうか。「これが絶対」というものは残念ながらありませんが、役に立つかもしれないコツをいくつかご紹介します。

問い合わせや見積り依頼時に担当者の意識を探る

翻訳会社に問い合わせたり、見積りを依頼する際に、その翻訳会社が読者やエンド ユーザーのことを意識しているか、翻訳発注者の抱える問題を自分の問題として共有してくれているかという点をチェックしてみてください。また、翻訳会社の担当者が「このドキュメントはどのような用途で使用されるものか。想定される読者はどのような人たちか」と具体的に質問する場合もあります。そのようなところからも、翻訳会社の意識レベルを探ることができます。

Webサイトを確認する

一口に翻訳会社といっても、品質を重視している会社もあれば、スピードや発注のお手軽さをアピールする会社もあります。Webサイトを見れば、その翻訳会社が大切にしていることが伝わってくることがあります。

まとめ

「読み手に伝わる文章か」を意識している翻訳会社かどうか。相手の気持ちを理解できる翻訳会社かどうか。そのような翻訳会社なら、発注者だけでなく、その向こう側にいるユーザーのことも考えてくれるはずです。

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