翻訳サービスの標準フロー

翻訳サービスのフローというと、どのようなものをイメージされるでしょうか。
まわりの人に聞いてみると、「原文のファイルを提供→見積りを承認→翻訳済みファイルを検収」というシンプルな回答が返ってきます。
もちろんそのようなプロジェクトもありますが、多くの場合、発注者が用語や表現を確認する一次納品の工程を経てから最終ファイルを納品します。

翻訳サービスの具体的なフロー(DTP工程がない場合)

翻訳サービスのフローはおおむね次のとおりです。わかりやすくするためにここではDTP工程がない場合を示しました。

translation-service_standard-process_noDTP.png

  1. 発注者が翻訳会社に見積りを依頼します。流用できる翻訳メモリ(TM)がある場合は翻訳会社に提供します。
  2. 翻訳会社が翻訳対象のファイルを確認し、費用と納期の見積りを提出します。
  3. 発注者が見積りの内容を確認し、問題がなければ承認・発注します。実際の翻訳作業に必要なスタイルガイド、用語リスト、参考資料などを翻訳会社に提供します。
  4. 翻訳会社が作業を開始します。翻訳と内部レビューを行い、翻訳済みファイルを作成します。
  5. 翻訳会社がチェック用のファイルを発注者に一次納品します。
  6. 発注者がファイルの内容をチェックして修正が必要な部分を伝えます。
  7. 翻訳会社が翻訳済みファイルに修正を反映し、再納品します。
  8. 発注者が翻訳済みファイルを検品し、最終納品となります(もし問題があった場合は再度修正を依頼)。これでプロジェクト完了です。

4.のレビューや5.~6.の一次納品は、コストやスケジュールの事情に合わせて省略する場合もありますが、組み込んでおくことが望ましい工程です。

翻訳サービスの具体的なフロー(DTP工程がある場合)

DTP工程がある場合は、

  1. 翻訳会社は一次納品ではDTPは行わず、発注者は翻訳の内容だけをチェックする
  2. 翻訳会社は一次納品でDTPまで完了し、発注者は翻訳の内容とレイアウトを同時にチェックする

という2通りの方法があります。

次に示したフローは、一次納品時には発注者は翻訳の内容だけを確認する場合です。

translation-service_standard-process_withDTP.png

この場合、発注者はまず翻訳の内容だけを集中的にチェックし、二次納品のDTP済みファイルの納品時に、レイアウト、改行位置、全体のバランスなどをチェックします。もちろん、この段階で内容に変更を加えることもできます。

フローは柔軟に調整可能

ご紹介したフローはあくまでも標準的なものです。実際には、発注者のニーズや制約に合わせて柔軟に対応できます(複数のチェッカーによるチェック、チェック工程の省略、コスト・スケジュールに合わせた変則フローの提案など)。まずは気軽にお問い合わせください!

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