PDF版だけでもおおよその翻訳費用をお見積りできる理由

「日本でマーケティングを展開するにあたり、本国のWebサイトで公開されているPDF形式のカタログを翻訳したい。関係部署に問い合わせないとソースファイルが入手できないがPDFファイルだけで見積りができますか。」という問い合わせをいただくことがあります。

pdf_sample.png「急いで費用を知りたい」、「おおよその費用を確認してから関係部署と検討したい」などの場合、お手元のPDFファイルをお渡しいただければ、翻訳会社でおおよその費用と作業日数を見積もることができます(実際の翻訳作業ではソースファイルをご提供いただく必要があります)。

また、発表前の文書など、費用は知りたいけれども内容はまだ外部に知らせたくないときなどにも、PDFファイルからわかる次のような情報を翻訳会社に提供すれば、おおよその費用や作業期間を見積もってもらえます。

PDFファイルだけでも翻訳の見積りに必要な情報は得られる

お手元にPDFファイルしかない場合も、見積りに必要な次の情報を確認できます。

  1. 翻訳量(ワード数または文字数、翻訳言語に応じる)
  2. 翻訳対象の図の数と翻訳量
  3. ソースファイルの種類

それぞれの確認方法をご紹介します。

翻訳量(ワード数や文字数)を確認する方法

文字単位でテキストを選択できる場合、簡単に翻訳量を確認できます。PDFを開いて、テキストを全選択してコピーし、docファイルやテキストエディタにペーストして量を確認します。

word-count_docx.png

PDFファイルをdoc形式で保存できるアプリケーションもあり、それを使うとさらに簡単に確認できます。
文字がアウトライン化されていてテキストとして選択できない場合、この方法でワード数を確認することはできません。アウトライン化とはAdobe Illustrator、Adobe InDesignの機能で、レイアウトやフォントの表示が環境に左右されて壊れないようにするためにテキストを画像データに処理することです。

翻訳対象の図の数と翻訳量を確認する方法

画像の中の文言を翻訳対象に含める場合、翻訳に加えて加工(画像の原文を訳文に置き換える)作業が必要になります。PDFファイル上で、翻訳対象のグラフや図があるかどうかを確認します。ある場合はその数と、翻訳が必要なだいたいのワード数または文字数を数えます。

PDFファイルのソースファイルの種類を確認する方法

PDFファイルは、ほかの形式のソースファイルからPDF形式に変換することで作られます。たとえば、Microsoft Word、Adobe InDesignのようなDTPソフトであることが多いでしょう。アプリケーションの種類やバージョンによってその翻訳会社で対応可能かどうかが変わりますのでこの情報を確認しておく必要があります。PDFファイルを開き、ファイルメニューにあるプロパティを開くと「アプリケーション」の項目に、たとえば「Microsoft Office Word 2007」のようにソースファイルのアプリケーション名が確認できます。

pdf_metadata.png

翻訳発注時にはソースファイル(PDFの変換元)があることが望ましい

翻訳やDTP、画像の加工といった実作業は、PDFファイルだけではできないのでしょうか?
できないことはありませんが、実際に翻訳を発注される際には、ソースファイルをご用意ください。多くの翻訳会社は、ソースファイルの設定やレイアウトを維持したまま翻訳できるツールを使用しています。ソースファイルを基に翻訳を始められないと、DTP作業をゼロから行う必要が出てくるため、必要以上に時間がかかってしまったり、手作業が増えて誤りが発生してしまう可能性があります。

対象のドキュメントに貼り付けられている画像の翻訳・加工を依頼する場合は、 .eps、.ai、.psdファイルなどの画像のソースファイルも提供することをお勧めします。

pdf_translation_summary.png

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