サムネイル

翻訳会社って必要なの?翻訳会社に依頼するメリット、翻訳者に依頼するメリット

仕事に必要な資料の翻訳が必要になったときに、自分で依頼先を探したことがあるという人もいらっしゃるかもしれません。そのときに、翻訳会社に頼むよりも、直接翻訳者に発注したほうが早くて効率がよいのでは?という考えが浮かんだりしなかったでしょうか。
たしかに翻訳者に直接依頼したほうがよいケースもありますが、翻訳会社を使ったほうがメリットがあるケースもあります。では、どのような場合がそうなのでしょうか。

翻訳会社に依頼するほうがメリットがあるケース

次のような場合は、翻訳会社を使うほうがメリットがあります。

1. 付き合いのある、信頼できる翻訳者がいない場合

いままで翻訳者と取引をしたことがない場合、依頼したい資料やファイルに適した翻訳者をいきなり探すのはなかなか難しいことです。翻訳会社であれば、自社に在籍または登録している翻訳者の中から適切な翻訳者をピックアップすることができます。もし途中で不測の事態(翻訳者が病気になるなど)が発生した場合でも、代わりの翻訳者を手配したり、レビューの工程でリカバリしたりという手段をとることで、最初に決めた期限を守ることができます。

2. 複数の翻訳者で作業を行う必要がある場合

たとえば、150ページ、40,000ワードの文書を1か月で翻訳したい場合、翻訳者1名では少々厳しい量になります。このような場合、翻訳会社では2名の翻訳者で作業し、翻訳後のレビュー工程で訳文のトーンや表記方法、用語の使い方の一貫性を確保して、納期と品質の両方の要件を満たすことができるので、お客様は安心して訳文を受け取ることができます。

3. DTPやファイルの後処理など翻訳以外の工程がある場合

翻訳会社は、DTPやファイルの処理など、さまざまな後工程のサービスも提供しています。お客様の要件や原本の内容、性質を踏まえて最終成果物まで仕上げることができるため、お客様担当者の負担を軽くすることができます。

4. 発注側でのプロジェクト管理やチェックの負荷を減らしたい場合

翻訳会社は、翻訳作業を行うためのファイル処理、翻訳者の手配、翻訳者の作業に必要なドキュメントの整理や配布、レビュアの手配、DTP(編集)、お客様レビュー後の修正、最終チェックなど、各工程を円滑に進めてお客様の負担を減らせるサービスを提供しています。翻訳会社は翻訳の開始から完了までの各工程で、最も適切な手法を駆使して品質と効率を追求し、お客様にとって最良のサービスを適正な料金で提供できるよう努力しています。

翻訳者に直接依頼するほうがメリットがあるケース

翻訳者に直接依頼するほうがメリットがあると考えられるのは、ここまででご紹介した例にあてはまらない、次のようなケースがあてはまります。翻訳者に直接発注する場合は、適切な翻訳者の選定、訳文の修正(または翻訳者への修正依頼と確認)、必要な場合はDTPの手配など、さまざまな作業をお客様自身で行うことになります。こうした作業は思いのほか時間と手間をとられるため、担当者様の本来の業務との兼ね合いを考慮する必要があります。

1. 継続的に発生する比較的少量の文書の翻訳

少量の翻訳がコンスタントに発生する場合は、信頼できる翻訳者を1人(または数人)確保しておけば計画的に作業が行えます。お客様の担当者と翻訳者の双方にとって効率のよい処理ができるケースといえます。

2. 作業期間が長くとれて、じっくり翻訳できるコンテンツ

内容(分野・難易度)や個人の能力にもよりますが、翻訳者が1日に処理できる量には限りがあります。日程に余裕がある場合は、信頼できる翻訳者にじっくり翻訳してもらうと品質の安定した成果物が得られるでしょう。

まとめ

翻訳対象物の性質によって、翻訳会社に依頼するほうがメリットがある場合と、翻訳者に依頼するほうがメリットがある場合があります。量や納期、担当者様の状況など、さまざまな要素を考慮して発注先を検討することをおすすめします。

Copyright © C-brains Corporation.