「バイリンガルファイル」って何?拡張子は?どうやって作るの?

翻訳の発注や翻訳作業に関する記述では、「バイリンガルファイル」という用語をたびたび目にします。
この業界以外では使わない言葉なので、翻訳に携わることが少ない方にとってはあまり見慣れない用語なのではないでしょうか。

今回は、バイリンガルファイルとはどんなファイルなのかをご紹介します。

バイリンガルファイルとは

バイリンガルファイルとは、翻訳作業をしやすくするために、原文を特定の単位に分け、対応する訳文と対で記録できるようにしたファイルです。
原文を特定の単位に分けることを「セグメンテーション」、分割したそれぞれの単位を「セグメント」「分節」と呼びます。セグメントは多くの場合、文単位やテキストボックス単位になります。
バイリンガルファイルはテキスト形式であることが多いため、参照・編集にテキストエディタを使うことも可能ではありますが、とても見づらいので、翻訳支援ツールを使うことをおすすめします。

sdlxliffファイルをテキストエディタで開いた例

20161003_43_hirama_fig1.png
同じファイルを翻訳支援ツールで開いた例

20161003_43_hirama_fig2.pngバイリンガルファイルの拡張子

もっとも基本的な形式は「XLIFF」です。これは、OASISで定義されているxml形式のファイルです。
翻訳支援ツールによっては、XLIFFから派生した独自の形式のファイルを使うものもあります。たとえば上記の例のようにTrados Studioという翻訳支援ツールを使う場合は、「sdlxliff」ファイルが使われます。

バイリンガルファイルの作り方

バイリンガルファイルは、WordやExcelなどのように空白のファイルから作り上げるのではなく、翻訳が必要な既存のファイル(ソースファイル)を翻訳支援ツールに読み込み、ツールの機能を使って変換することで作成します。

ソースファイルの形式に翻訳支援ツールが対応していない場合は、対応している形式に変換したり、ソースファイルの内容をテキストファイルなどにコピーして翻訳し、翻訳が終わったら訳文を元のファイルにペーストして戻したりします(「翻訳会社ってなんでも翻訳できるの?対応ファイル形式を解説」の「その他のファイル形式の翻訳」のような、画像になっている文字の例など)。

このような作業は翻訳会社で行うことができるため、翻訳の発注をご検討されている場合、バイリンガルファイルを手元でご用意いただく必要はありません。

ゼロからの翻訳会社選びは不定期更新です。FacebookページTwitterをフォローして最新情報をご確認ください。