今回は、シーブレインが提供している、eラーニングコンテンツのローカライズについてご紹介します。
eラーニングコンテンツのローカライズは、大まかに次のような工程で進めます(ナレーションがある場合)。
それぞれの工程についてご説明します。
1. 翻訳・チェック工程
翻訳対象のテキストを抜き出し、翻訳とチェックを進めます。eラーニングコンテンツは、多くの場合視覚的なページ(たとえばPowerPointのスライド アニメーションのようなページ)とナレーション(音声)が組み合わせられています。翻訳工程では、視覚的なページとナレーションのそれぞれで、適切な翻訳になるように工夫する必要があります。
たとえば、視覚的なページでは、一目で理解できるように体言止めにするなど簡潔な言葉を使う一方で、ナレーションでは、耳で聞いて理解しやすいように言葉を補ったり、ですます調を使ったりするなど、学習者が効果的に理解できるように翻訳します。英文では視覚的なページとナレーションが同じ文章でも違和感があまりない場合が多いのに対し、日本語ではこのように工夫が必要になることがあります。
翻訳・チェックが終わったら、音声収録を行う前にお客様に一度訳文のレビューをしていただきます。この段階で、用語の確認や、表現の好みに合わせた修正などを行っておきます。
2. ナレーション収録工程
翻訳が完了したら、ナレーションを用意します。レコーディングスタジオで、プロのナレーターとレコーディングエンジニアの協力により、音声の収録を行います。収録時にはプロジェクトマネージャやレビュアが立ち会います。状況に応じてお客様もご同席いただき、原文のニュアンスがうまく伝わるよう、必要に応じてその場で読み方を調整してもらったり、訳文の変更を検討したりすることもあります。
3. 実装工程
ナレーションの収録が完了したら、実装に移ります。
まず、ページ部分のレイアウトを調整します(PowerPoint のDTPのような作業です )。次に、ナレーションの音声ファイルを組み込んで、アニメーションの動作と一致しているかどうかを確認します。ほとんどの場合、ソースである英語ファイルのアニメーションのタイミングは英語のナレーションに合わせて設定されているため、日本語のナレーションに合わせて設定し直す必要があります。ナレーションを聞きながら、アニメーションのタイミングを一つ一つ調整していきます。
実装が終わったら、社内で最終チェックを行い、お客様にご確認いただいてプロジェクト完了です。
シーブレインが提供するeラーニングコンテンツのローカライズは、日本語ネイティブの方が違和感なく受講できる高い品質を実現しており、すでに多くの方にご利用いただき、満足の声をいただいています。ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。