結局、翻訳会社は何をやってくれるの?

翻訳会社って、何をやっていると思いますか?

「翻訳って、言葉を置き換えるだけでしょ?」

このように言われると、悲しくもあり、嬉しくもあるのが翻訳サービスに従事している者の心境です。みなさまが「翻訳会社のサービス」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、冒頭の言葉のように、言語Aと言語Bを置き換えることではないでしょうか。

少し前の時代なら、「言葉の置き換え」だけでも多くの時間と労力が必要で、担当者が通常の業務をやりながら片手間でやるのは非常に困難なものでした。しかし現在は、インターネット経由ですぐに依頼できる格安翻訳サービスや無料の自動翻訳サービスが登場し、翻訳会社以外の選択肢が広がっています。これらのシンプルなサービスを利用すれば、翻訳会社に依頼したり、担当者が自身で翻訳したりしなくても、少ない労力とわずかなコストで翻訳ができるように思えますよね。それでも数多くの翻訳会社が存在しているのはなぜでしょうか。その理由の1つは、シンプルなサービスではカバーできない、翻訳会社だからできることがあるからです。

例えばどういうことがあるのか、翻訳会社はどういうことをしているのかを一般的なフローに沿って簡単にご説明いたします。次の表をご覧ください。

translation_service_table_20170118.png(フローについては、『翻訳サービスの標準フロー』でもご説明しています。あわせてご覧ください。)

ご覧のとおり、翻訳会社では、依頼→翻訳→納品というシンプルなサービスにはない、きめ細かな対応を行っています。日本語はほかの言語と構成が異なることもあって、機械翻訳が進化してもネイティブチェックを行ったほうがいいということもありますが、そのほかにも翻訳会社ならではの対応は数多くあります。シンプルな翻訳サービスを利用してお客様がコツコツ手直しするのもひとつの方法ですが、ひとりあたりの業務量が膨大な現在では、翻訳会社にできるだけ多く任せて、お客様は最小限のチェックだけで済ませるのも賢いやり方です。

「翻訳って、言葉を置き変えるだけでしょ?」翻訳サービスの従事者がこのように言われて悲しいのは、表でご覧いただいたとおり「それだけじゃないのに...」というところです。

嬉しくあるのが、水面下の工夫や努力を読み手にまったく感じさせていないところです。求める成果は同じ「言葉の置き換え」でも、シンプルな翻訳サービスがいい場合と、翻訳会社に依頼したほうがいい場合があります。どちらか一方に飛びつく前に、コスト、時間、お客様の業務の負担などを考慮してシミュレーションを行い、上手に使い分けていただくのがよいでしょう。

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