通常、翻訳会社ではTEPと呼ばれるプロセスを踏んでお客様に納品しています。TEPとは、Translation(翻訳)、Editing(編集)、Proofreading(校正)の頭文字をとった言葉です。
この標準的な3つの工程を踏むことによって、サービスの品質を高い水準で保ち、管理しています。
1. 翻訳
対象のコンテンツに関する知識と、訳文言語での文章力を備えた担当者が原文の意図をくんで正確に訳します。新しい技術、概念、用語、言い回しなどが出現することが多いため、業界のしくみや新技術に関する情報、原文言語での言葉の使われ方など、調べものをしながら翻訳していきます。
また、スタイルガイドや用語集などの決まりごとに従って訳文を組み立てることも大切になります。
2. 編集
翻訳されたコンテンツについて、読みやすさ、正確性、文書の目的などに応じて、適切な訳文となっているかチェックし、必要に応じて訳文を修正し仕上げます。このとき、対象のコンテンツの目的や、訳文言語の地域の文化・特性に沿うようリライトを行う場合もあります。また、トランスクリエーションが求められる場合は、この工程で、より読み手に伝わるインパクトのある訳文に仕上げていきます。
3. 校正
この工程では、訳文全体を読み手に近い立場で確認し、文章の組み立て方や言い回し、句読点の使い方などに違和感や不備がないかを最終チェックします。
まとめ
TEPという言葉の定義、おわかりいただけましたでしょうか。翻訳会社は、可能な限り高い品質の翻訳をご提供するため、さまざまな取り組みを行っています。シーブレインの品質向上の取り組みについてはこちら、翻訳プロジェクト全体のフローについては別の記事「翻訳サービスの標準フロー」が参考になりますので、ぜひご覧ください。